2012年4月の新規獲得キャンペーンで1位を獲得してから丸2年が経った。

2011年の4月から2012年の3月までの一年間で120社の顧問先を獲得した。

 

現在この記事を書いているのは、2014年6月。

1年間で120件の顧客を獲得できるのであれば、既に400件近くの顧問先を持っていることになる。

果たしてT-FRONTは400件もの顧問先を獲得できているのだろうか?

残念ながら400件もの顧問先はいない。

 

これには様々な理由があるが、一つは、同じことをやる事務所が増えたため同じように拡大していくのは難しくなったことが挙げられる。

 

しかし、一番の理由は自分たちが「拡大の手を緩めたから」に他ならない。

 

26歳という年齢で、勢いに任せて独立開業した僕達は本当に何もわかっていなかった。

経営のケの字も知らず、マーケティングのマの字も知らず。手探り状態でここまでやってきて、自分は何もわかっていなかったということを知った。

 

何より一番わかっているはずである、「自分」のことさえわかっていなかったことに気付かされた。

 

開業してから、3年目ぐらいにそのことに気が付いた僕は、この時はじめて真剣に事務所の方向性を考えた。

 

これまでは、そんなこと考えることはできなかった。

 

当然である。事務所の存続すら危うい状況で、将来のことなんか考えられるはずもない。明日食いつなぐ方法を考えるだけで精一杯だったのだ。

 

お金も時間も少し余裕が出てきたところで、今後の事務所の方向性、また自分の今度の人生を見つめ直した。

 

自分たちは何がやりたいのか?

何がやりたくないのか?

どういう人生を送りたいのか?

 

これまでガムシャラにやってきて、このまま突き進むことは、自分達の中で何かが違うことは分かっていた。

 

だから、この答えを導き出すまでに時間は掛らなかった。

 

今後、僕らはどのような方向で進んで行くのか、何を目指すのか。

僕とナガエの答えは一致していた。

 

まだ実現したわけでもないし、具体的に形になっているわけでもないので、ここで公開することはまだしない。

 

1つ言える事は、価格競争に参加して自分たちを擦り減らす殺し合いの螺旋からはもう降りる。

 

これからは、自分たちにしかできない形を作っていく方向に力を注ぐことを決めた。

 

たぶんこの構想を人に話したら「お前はバカか?」「無理に決まってるだろ!」と言われるのだろう。

 

でも、そういうのはもう慣れた。むしろ、逆境でこそ力を発揮するのが我々T-FRONTである。

 

今、思い描いていることが形になったら、その時は第6話を書こうと思う。

よって、この物語も一旦ここで終わりを迎える。

 

この続きを書く時が来るかはわからないが、もし第6話を書く時が来たら、その時、僕達は新たなT-FRONTに生まれ変わっているであろう。

 

続く