科目免除の税理士,ダブルマスターでは稼ぐことはできないのか?

税理士を目指している人で、大学院に行き科目免除を考えている人もいるでしょう。

大学院に行き科目免除を受けて税理士になることに反対の意見が多く、

  • 科目免除で税理士になっても仕事ができない
  • 科目免除で税理士になっても稼げない

こういった事を言う人がいます。これが真実なのか?

何を隠そう、科目免除を受けて税理士になった僕が、この科目免除税理士(ダブルマスター)についてQ&A方式でお答えしていこうと思います。

Q 科目免除で税理士になったら稼げない?

結論言います。

科目免除で税理士になっても稼げます!

なぜなら、税理士を開業して稼げるかどうかは、税理士にどのようにしてなったかは全く関係のないことだからです。

税理士を開業して稼ぐためのまず最初の関門は「顧客を獲得することができるか?」です。

法人税法を合格しているかどうかは二の次です。税理士試験に五科目合格していても、どんなに税務の知識があっても顧問先が0件では1円も稼ぐことはできません。

当時、最年少で税理士試験に合格した人を僕は知っていますが、人間関係が上手くいかず、今では税理士をやっていないと聞きます。

だいぶ前に、そいつがド平日の昼間にファミマでエロ本を立ち読みしているのを見ました。←これマジです。

ですから、科目免除で税理士になろうが、5科目合格して税理士になろうが、稼げる人は稼げるし、稼げない人は稼げないのです。

Q 科目免除で税理士になったら仕事ができない?

はい。残念ながら、5科目合格者と比べると知識のなさは否めません。

ただ、一部当たってますがそうとも限りません。

次のうち、仕事ができる人はどちらでしょう??

  1. 大学在学中に税理士試験5科目に合格し新卒で入社した22歳
  2. 10年間税理士法人で勤務している税理士の資格は持っていない32歳

これだけの条件だとまず間違いなく②の32歳の人になります。

税理士の仕事は資格を持っているだけ、資格の勉強しただけでは不十分です。それをどう実務で使っていくのかが重要になります。

そうはいっても、5科目合格している人の方が、後々仕事ができるようになるのは言うまでもありません。基礎知識が違いますから。

ただ、あとは科目免除でも、その後にどれだけ税法を勉強するかによって変わってくると思います。

Q 科目免除を受けることによるメリット、デメリットを教えて下さい。

メリット

時間短縮

税理士試験の勉強時間の短縮です。

特に税法科目を2科目免除されるのは、かなり勉強時間を短縮することができます。

普通なら税理士になれない人でも税理士になれる

恐らく科目免除の制度がなかったら、税理士の数はものすごく減っていくのではないでしょうか?5科目をすべて合格するのはそれぐらい難易度が高く長丁場な戦いになります。

残念ながら僕も科目免除の制度がなければ、100%僕は税理士になっていないうちの一人です。

また、2世の税理士なんかでも科目免除によって税理士になったら人は比較的多い印象があります。

デメリット

お金がかかる

科目免除を受けるためにはお金がかかります。大学院に2年間通うことになりますので最低でも200万円はかかるでしょう。

下に見られる

同業者の5科目合格者からは下に見られます。

税理士会に真面目に参加するような人は、少し肩身の狭い思いをするかもしれません。

僕は気にならないタイプなので大丈夫ですが、恥ずかしがって科目免除を隠している人も多くいます。

知識がない

当然ながら5科目合格に比べて知識は劣ります。

ですので、税理士試験の勉強ではない税法の勉強は別途必要になるでしょう。

それがないと、税法を知らない税理士になってしまいます。

就職が制限される

税理士の中には、科目免除を嫌う人が一定数存在します。それには様々な理由があって、

  • 知識がないから使い物にならない
  • 楽して税理士になったから気に入らない

これらの理由から、科目免除税理士を採用しない税理士事務所、税理士法人は結構あります。

Q 科目免除を受けることをおススメしますか?

この質問に関する僕の答えは「人による」です。

逆に質問を返します。

あなたはどのような税理士になりたいですか?

この答えが、

  1. 税法の隅々まで熟知し、税理士としての知識を磨き、そして生涯現役を貫き、死ぬまで税理士として働きたい。
  2. 税理士になり、自分の事務所を持ち、自由な時間を過ごしたい。
  3. どんな方法でもいいから、楽して税理士になって一発逆転を狙いたい

あなたの答えが1というのであれば、僕は5科目合格を目指すことをおススメします。

2というのであれば、どちらでも大丈夫だと思います。

3とうのであれば迷わず科目免除をおススメします。

僕は典型的な3のタイプだったので、大学院に通い科目免除を受けました。そのことに全くの後悔もないし、なんの恥じらいもありません。

まとめ

恐らくですが、ここまで読んで頂いた人は、科目免除を受けることによる後ろめたさが少しはあるのではないでしょうか?

しかし、僕も科目免除を受けた身ですので言わせて頂きます。

大丈夫。そんな、ことは気にするな!

もしあなたが、税理士を目指しているのであれば、まずは何でもいいので税理士に最短でなることを最優先にしましょう。

そうでないと、スタートラインにも立てませんし、「この能無しの科目免除税理士が!」と罵倒されることさえできません。

ですから、まずはスタートラインに立つ。

そこで始めて、後ろめたさを感じるのであれば、5科目合格者に負けないぐらい税法の勉強をすればいいじゃないですか。

税理士試験の勉強をするより、実務で使う税法の勉強をする方が20倍ぐらい楽です。暗記がいらないので。

最終的には、稼いだもん勝ちです。だって、5科目合格したって、稼げてなかったらかっこ悪いじゃん。

お客さんから選ばれる税理士が結局は良い税理士なのではないかと僕は思います。

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