独立開業したい税理士はどういう事務所で働くべきか?

これから独立開業を目指している人が、どういう税理士税理士事務所で勤務するべきか悩むこともあると思います。

ちなみに、

  • 300人規模の税理士法人
  • 20人規模の普通の税理士法人
  • 20人規模の田舎の古い税理士法人

僕はこれらの3社で独立前に働いていました。
今振り返ると、もう少し独立した後のことを考えて就職すれば良かったなと思っています。

これらの反省を踏まえて、これから独立開業を目指している人はどういった事務所に就職するのが一番いいかを解説していきたいと思います。

一番は顧問先を引き継がせてくれる事務所

あまり聞いたことがないケースですが、身内、知り合いなどで独立する際に顧問先を引き継がせてくれるという良い話があれば真っ先に飛びついて下さい。

独立開業当初に一番欲しいものと言えば、100人が100人顧問先と答えます。

最初からいくつかの顧問先を持って独立することができれば、いきなり高収入も見込めるため良いことしかありません。

何を売りにした事務所にするか?

次に考えられるのは、独立したらどのような事務所にしたいかで働く事務所を決めるする方法です。

どのようなというのは、何を事務所の売り[特徴]にするかです。

  • うちは相続税専門の事務所です。
  • うちは国際税務に強い事務所です。

それぞれ、こんな事務所にしたいというのが、一般的な税務申告以外のところにあるならば、そういったことを強みとしている事務所に就職して実務経験を積む必要があります。

これらを経験しないで、いきなり独立してから業務を行おうとしても無理があります。

もし、特殊業務を主軸に展開していきたいと考えるのであれば、それに合わせて就職先も選ばなくてはなりません。

大規模な税理士法人に就職する意味はあまりない

僕が独立する前に考えていたことですが、

大きい税理士法人で働いて幅広い業務に対応できるようにしておかないと…

僕はこんなことを考えて、少し憧れもあり300人規模の税理士法人に就職しました。

では、その経験が独立した今活かされているかといいますと、全く持って活かされておりません。

なぜならば、

大規模な税理士法人が抱えているような、優良な大企業を顧問先にすることは僕には出来なかったからです。

そうです。独立して顧問先がほとんどない僕には幅広い業務に対応する必要がなかったのです。

これは完全に僕の力不足ですが、どれだけ税務知識を磨いても、それを使える顧問先がなければクソの役にも立ちません。

僕の知り合いの税理士も、大規模な税理士法人で働いているときは、上場企業を相手にし、合併や会社分割なども手掛けていた人がいます。

その人は今、田舎で小さな税理士事務所を経営し、メイン業務は記帳代行税務申告代行です。

大規模の税理士法人のネームバリューで優良な顧問先との付き合いが成立していますが、これから裸一貫で独立した場合、これらの会社を顧問先に持つことができるでしょうか?

もし、「できる!」と考えるのであれば、それでも良いですが、そうでないなら大規模な税理士法人への就職は僕はおススメしません。

開業税理士の最初の仕事は顧問先を増やすことです。

あなたがどう考えているかわかりませんが、もしあなたが、顧問先を持たずに独立開業したならば、最初にやらなくてはいけないことは顧問先を増やすことです。

僕は独立してから数か月間の間、申告書を書くことはありませんでした。
顧問先がいないから、税理士としての仕事がなかったのです。
顧問先がいない開業当初の税理士に、高度な税務など必要ありません。

一般の税理士事務所が行っている業務を普通にこなすことができれば実務的には十分です。
それよりも独立当初に一番必要な能力は、顧問先を開拓することができる能力です。

このことから、独立前に一番適している税理士事務所は、顧問先の獲得方法を教えてくれる事務所ということになります。

では、どういう事務所に就職すれば顧問先を獲得する方法が学べるのでしょうか?

最終的な僕の結論はこうです。

どんどん顧問先を増やしている比較的小規模な事務所が最適

これが独立する前に就職するのに最適な税理士事務所です。

なぜかと言いますと、

顧問先が増えるロジックがわかる

顧問先が増える事務所というのは必ず何かしらの理由があります。

まず、何で集客しているのか?その方法を探って下さい。

  • 所長の人脈か?
  • 顧問先からの紹介か?
  • WEBからの問い合わせか?

そして、なぜその事務所が選ばれているのかを考えて下さい。

  • 他事務所と比べて料金が安いのか?
  • サービスが良いのか?
  • 営業担当のクロージングが上手いのか?
  • 何を売りにしているのか?

それがわかれば、自分が独立してからのイメージをしながら日々顧問先が増える仕組みを観察しましょう。

それが一番の方法です。

なぜ?比較的小規模な事務所か?

どうして小規模な税理士事務所の方が良いかといいますと、大きい事務所になると顧問先の獲得方法が変わってくるからです。

中規模にもなってくると、資金量も人員も独立当初の事務所とはケタが違います。そうするとおのずと取る戦略も変わってきます。とてもじゃないけど、独立当初の事務所には真似できないことが多いです。

だから比較的小規模な事務所が最適です。

さらに、できることであれば、開業して間もない事務所が良いと思いますが、そういう事務所は人員を募集していることは少ないと思うので、比較的小規模な勢いのありそうな事務所を選ぶのがいいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?

僕は独立前には勘違いをしていました。
税理士は難解な税法を読み解き、大きな仕事をするのがカッコいいと。

でも、格好だけでは飯は食えません。
すべては顧問先ありきなのです。

独立してから顧問先がいる有難さを嫌というほど思い知らされました。

今考えると、僕が独立する前にこのことに気づいて就職先を慎重に選んでいれば、これほど開業当初の極貧生活が長引くことはなかったでしょう。

もし、あなたが独立を夢見て税理士事務所で働くとするならば、僕ができなかった正しい選択をして下さい。
そうすれば、独立してからのスタートダッシュが違ってきます。ぜひ頑張って下さい。

 

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