冬になると小学校ではマラソン大会が行われますね。
自分の子供がマラソン大会で上位に入ったら嬉しくないですか?
わが子の一生懸命頑張る姿は親としてとても嬉しく感動するものです。
今回は僕が実際に自分の子供と一緒にマラソン大会に向けて練習した方法を紹介します。
実際に飛躍的に順位が上がった方法ですが、正直にいって、3位以内に入れるかは子供の能力によるところもあるので何とも言えません。
しかし、マラソンは短距離とは違い練習すれば必ず順位は上がるので参考にして練習してみて下さい。
どれぐらい早くなったのか?
長男 小学校3年生の場合
1年時 71位(80人中) 練習無し
2年時 63位(81人中) 練習無し
3年時 24位(79人中) 練習有り
次男 小学校1年生の場合
1年時 3位(104人中)
長男の方は長距離が苦手なタイプのようで、練習しても24位までしか順位はあがりませんでした。でも、2年生の順位から考えるとかなり順位は上がっているのではないでしょうか?
参考タイム-1000mは何分で走ればよいか?
これはその小学校のレベル、またその学年のレベルによっても様々だと思うのであくまで参考程度とお考え下さい。
僕の子供が通っている小学校の一位だった子のタイムだとこんな感じです。
- 1年生 4分45秒
- 2年生 4分25秒
- 3年生 4分05秒
- 4年生 3分40秒
- 5年生 3分20秒
- 6年生 3分10秒
上記は1位のタイムです。実際に走ったのは1,000mではありませんが、同じスピードで1,000m走ったと仮定して計算しています。
うちの小学校は男女同時に走るので女子のタイムはわかりません。ちなみに全学年1位~3位は男子でしたので女の子の場合はこれより20秒くらい遅くても1位だと思われます。
10位以内に入るのであれば、1位より1分遅れてしまうと厳しいと思います。だいたい見ていると10秒の間に2人ぐらい入ってくれる感じがしました。参考まで。
具体的なマラソンが早くなる練習方法
はじめに断っておきますが、僕は陸上の経験は一切ありません。しかし、小学生の頃はマラソン大会はずっと1位でしたのでその経験も踏まえて練習メニューを考えています。
実はやった練習はこれだけ
小学生のマラソン大会で本格的に練習をする子は少ないので少し練習すれば順位はあがります。実際にうちの子もハードなトレーニングをしたわけでもないのに上順位は飛躍的に向上しました。
1周○○秒以内で走るというペースを決める
まずは目標を決めます。
(例) 次男のケース 目標:5位以内
1年生の1位は1,000mを4分45秒前後で走ります。
実際に走るのは1,200mなのでそこを調整すると5分45秒程度で走れば上位に食い込める計算になります。
これを150mトラック8周で割ると、トラック1周43秒以内のペースで走り続けることができれば上位が狙えることになります。
トラックの距離は小学校によって違うのでそれぞれ計算してみて下さい。
走るスピードを体で覚える
最初はどのぐらいのスピードで走ったらいいかわからないので、43秒のスピードを体で覚える練習をします。
練習メニュー
① 1周を43秒以内で走る ⇒ 43秒休憩 × 5セット
② 2週を86秒以内で走る ⇒ 86秒休憩 × 3セット
最初のうちはこれだけを毎日やりました。
慣れて子供がやる気になってきたら、一番最初に本番と同じ距離を全力で走ります。そのとき一周43秒のペースから遅れていたら「〇秒遅れてるぞ!」と声を掛けながら、目標タイムを意識させるようにします。
一か月もすれば、最初の頃よりずいぶんタイムがよくなっているのが実感できるはずです。特にこれまで遅かった子の方が劇的にタイムがよくなるでしょう。
タイムが伸びたら必ず褒める
練習をして早くなっていることが実感できたら、必ず褒めてあげて下さい。
実際に早くなっていることが記録として体感できると、がぜん子供はやる気になります。
決して早く走れないから怒るのではなく、褒めてあげることが大切だと思います。
マラソンの練習よりも大切なこと
最後に練習よりも簡単に早くなる方法があるのでお伝えしたいと思います。特に小学生のレベルですと練習をしなくてもかなり早くなる可能性がります。
本人が勝ちたい!早く走りたいと思うこと
これが一番大事です。小学生のマラソン大会を見ているとよくわかりますし自分もそうだったからよくわかります。
まず、早い子と遅い子の差は、早く走っているかどうかなんです。
何を当たり前のこと言ってると思うかもしれません。しかし、これが一番重要なことで、早い子と遅い子のゴールをした時の様子を見るとよくわかります。
マラソンが早い子はゴールをした後すごく息を切らしていたり、場合によっては倒れこんでしまったりもします。
しかし、マラソンが遅い子というのは疲れているものの、早い子ほど自分を追い込んで走っている子はまずいません。
ようするに、もっと早く走れるはずなのに走っていないのです。
なのでまずは、早く走りたいと思ってもらうことです。これだけで順位は間違いなく上がります。
でもこれが大切ですが一番難しい。
子供にやる気を持ってもうらうって口で言うほど簡単ではありません。僕も父親なのでよくわかります。子供は必ずしも親の期待どおりに頑張ってくれるものではありません。
なので場合によっては物で釣るのも僕は悪くないと思います。
一番大切なのは努力をしてその成果が出たという体験だと僕は思うからです。
最初は何かを買ってもらうために頑張った子供でも一度、努力が報われた経験をすると次も頑張ろうと自発的に努力するようになってくれるはずです。
とにかくマラソンの練習をする前にまずは、早く走るんだ!○番以内に入るんだと思ってもらうことが大事なことです。